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歯が黄ばむのは不健康?歯の色と健康の本当の関係を解説

黄ばんでいる歯と白い歯

Q1. 「白い歯=健康な歯」って本当?

A. 実は必ずしもそうではありません。歯の健康を判断するには、単に白さだけではなく、歯ぐきの状態や歯の強度、噛み合わせの良さなどが重要なポイントになります。健康な歯は必ずしも真っ白ではなく、やや黄みがかっているのが自然な状態です。

 

Q2. 健康な歯の色ってどんな色?

A. 健康な歯の色には個人差がありますが、一般的に以下のようなバリエーションがあります。

アイボリー(象牙色):健康な歯に最も多い色。

やや黄みがかった白:アジア人に多く見られる。

青みがかった白:エナメル質が厚い人に見られる。

過度なホワイトニングで不自然に白くすると、エナメル質が損傷し、知覚過敏や虫歯のリスクが高まる可能性があります。

 

Q3. 健康な歯の条件は何ですか?

A. 健康な歯を見分けるためには、以下の点をチェックしましょう。

歯ぐきがピンク色で引き締まっている → 赤みや腫れがある場合は歯周病の可能性。

しっかり噛める → 硬いものを食べても痛みがない。

歯の表面が滑らかでツヤがある → ザラつきや着色汚れが少ない。

口臭がない → 口臭の原因は歯周病や舌苔の蓄積が多い。

歯を見ている女性

 

Q4. 歯の色が変わる原因は?

A. 歯の色は遺伝や生活習慣によって変化します。

遺伝的要因:生まれつき黄ばみやすい歯を持つ人もいる。

食生活の影響:コーヒー、紅茶、赤ワイン、喫煙は着色の原因。

加齢による変化:エナメル質が薄くなり、象牙質の色が透けやすくなる。

 

Q5. 健康な歯を保つために必要な習慣は?

A. 健康で美しい歯を維持するためには、以下の習慣を心がけましょう。

○正しい歯磨きを実践するフッ素入りの歯磨き粉を使用。
○1回の歯磨きは2〜3分を目安に丁寧行う。
○歯間ケアを取り入れ、デンタルフロスや歯間ブラシで歯と歯の間の汚れを除去する。
○バランスの良い食生活を意識するカルシウムやビタミンDを積極的に摂取する。
○着色しやすい食品を摂取後は口をすすぐ。
○定期的に歯科検診を受ける

 

Q6. まとめ

メンテナンスの様子

歯が白い=健康とは限らない → 自然な黄みがかった色が健康な歯の証。

本当に健康な歯の条件 → 歯ぐきの状態や噛み合わせ、ツヤがポイント。

歯の色は遺伝や生活習慣で変化する → 過度なホワイトニングには注意。

日々のケアが重要 → 正しい歯磨き・歯間ケア・バランスの取れた食生活。

定期的な歯科検診で健康を守る → 口腔環境を良好に維持する。

歯の白さだけでなく、総合的な健康状態を意識しながらケアを続けましょう。気になることがあれば、歯科医院での診察をおすすめします!

院長 大毛翔吾

医療法人隆歩会 あゆみ歯科クリニック京田辺花住坂
院長 大毛 翔吾

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