放置は危険?虫歯じゃないのに歯がしみる原因と今すぐ始める予防法

「歯をしっかり磨いているのに、なぜか虫歯ができやすい…」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、虫歯になりやすい人には 共通する特徴や原因 があり、それを知ることで効果的に予防できます。
この記事では、虫歯になりやすい原因や対策を Q&A形式 でわかりやすく解説します。
ご自身の虫歯リスクがどのくらいあるかもチェックできるので、ぜひ参考にしてください!
目次
Q1. 虫歯になりやすい人にはどんな特徴がありますか?
A. 虫歯になりやすい人には、次の5つの特徴があります。
○唾液の量が少なく、口の中が乾きやすい
唾液には 口の中を洗浄し、酸を中和する作用 があります。しかし、口呼吸の癖がある人やストレスを感じやすい人、薬の副作用で唾液が少なくなる人は、口内環境が悪化し、虫歯になりやすくなります。
○間食の回数が多く、ダラダラ食べる習慣がある
食事のたびに口内は 酸性に傾き、歯が溶けやすくなる ため、食事の間隔が短いと虫歯のリスクが高まります。特に、ジュースやお菓子を頻繁に摂る人は要注意です。
○歯並びが悪く、歯磨きがしにくい
歯が重なっている部分や奥歯の溝に 汚れが残りやすく、虫歯菌が繁殖 しやすくなります。矯正治療を受けることで、磨きやすくなり、虫歯の予防につながります。
○甘いものや酸っぱい飲み物をよく摂る
砂糖は虫歯菌のエサになり、酸性の飲み物(炭酸、スポーツドリンク、レモン水など)は 歯の表面を直接溶かす ため、どちらも過剰摂取は危険です。
○家族に虫歯が多い(遺伝や生活習慣の影響)
遺伝的に歯質が弱い場合や、家族間での 食器の共有により虫歯菌がうつる こともあります。また、親の歯磨き習慣が子どもに影響することも考えられます。
Q2. 自分の虫歯リスクをチェックする方法はありますか?
A. 次のチェックリストでリスクを確認しましょう!
以下の項目に いくつ当てはまるか 数えてみてください。
○ 甘いものやジュースを毎日飲んでいる
○ 口呼吸をしている、またはドライマウスの自覚がある
○ 間食をよくする、食事の回数が多い
○ 歯並びが悪く、歯磨きがしにくいと感じる
○ 家族に虫歯が多い
3つ以上当てはまる人は、虫歯リスクが高めです。今日から予防を意識しましょう。

Q3. 虫歯を防ぐために、今日からできることは?
A. 生活習慣を少し見直すだけで、虫歯のリスクを大幅に下げられます!
1. 唾液を増やして口の中を守る
唾液がしっかり分泌されることで、口内の酸を中和し、虫歯を防ぐことができます。例えば キシリトールガムを噛む と、唾液の量が増えて効果的です。また、唾液腺マッサージを行うことで分泌を促すこともできます。さらに、水分をこまめに摂ることで 口の中の乾燥を防ぎ、虫歯菌の繁殖を抑える ことが可能です。
2. 食習慣を見直して、間食の回数を減らす
食事や間食の回数が多いと、歯が常に酸にさらされてしまいます。できるだけ 食事の間隔をあける よう意識し、間食を減らすことで、口内環境を整えることができます。特に、甘いものや炭酸飲料を控え、砂糖の摂取を減らすことが大切です。食後に水やお茶を飲んで 口の中をすすぐ習慣 をつけると、さらに効果的です。
3. 正しい歯磨きを習慣にし、フロスを活用する
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に取り除くことはできません。フッ素入りの歯磨き粉を使いながら、正しいブラッシング方法を実践 しましょう。加えて デンタルフロスや歯間ブラシを使う ことで、歯と歯の間の汚れも効果的に取り除くことができます。
4. 歯科医院で定期検診を受ける
自宅でのケアだけでは落としきれない汚れや、初期の虫歯を見逃さないために、2,3ヶ月ごとの歯科検診 を受けることが大切です。フッ素塗布やシーラント処置を受けることで 虫歯になりにくい強い歯を作る ことができます。歯科医院でのクリーニングも、プラークや歯石を取り除くために役立ちます。
Q4. まとめ|虫歯になりやすい人も、日々のケアで予防できる!
虫歯になりやすい人には、唾液が少ない、間食が多い、歯並びが悪い、甘いものが好き、家族に虫歯が多い などの共通点があります。
しかし、これらのリスクを知ることで、適切な予防策を実践し、健康な歯を守ることが可能 です。
今日から 生活習慣の見直しや正しいオーラルケア を取り入れ、虫歯を防ぎましょう!
また、歯科医院での定期検診を習慣にすることで、より効果的な虫歯予防ができます。
「自分は虫歯になりやすいかも…」と感じたら、まずは小さなことから始めてみましょう!
医療法人隆歩会 あゆみ歯科クリニック京田辺花住坂
院長 大毛 翔吾