• 豆知識
  • 予防歯科
  • インプラント
  • その他

詰め物の制度は型取りで決まる!型取りの種類の違いについて

従来の型取りに使う材料(印象材)の種類は大きく分けて「アルジネート」と言う粘土のような軟らかい材料と、弾力性に富んだ「シリコンゴム」の二種類です。
このうち現在の歯科治療で最も使われている印象材はアルジネートです。 アルジネートの主成分はアルギン酸ナトリウムと石膏です。 アルギン酸とは海藻から抽出される成分であり、かまぼこなどにも使われています。 アルジネートは操作性もよく歯科治療の多くのシーンで使われますが、細部までの細やかな型をとることに不向きで、アルジネートの精度を補うため流動性の高い寒天と併用して型取りをします。
インプラント治療など、より精密な型をとりたい時にはシリコンで型取りをします。 シリコン印象材のメリットは、寸法精度が高く変形しにくいことです。デメリットは、型どりをはずす際にかなりの力がかかるため揺れている歯があると抜ける可能性があるなどが挙げられます。
型取りをした後は石膏を注ぎ、出来上がった模型で技工士さんが被せ物や詰め物を作っていきます。

光学印象とは従来の歯の型取りとは異なり、お口の中をカメラでスキャンして3Dデータをデジタルで取得する型取りのことです。
口腔内スキャナーの先端部を口の中に挿入して歯列を撮影し、デジタルデータに変換していきます。
光学印象のメリットは、従来の粘土での型取りよりも精度が高くなる場合があること、嘔吐反射のある患者さんにも不快感が少なくやさしい型採りが可能である、従来の型採りよりも印象採得にかかる時間を短縮できる、先端のチップを取り外し滅菌したものに交換することで万全な感染予防対策が可能である、スキャン画像をすぐに確認することが可能で、患者さんにも見ていただけること、光学印象は石膏などの医療廃棄物が不要になるので環境にやさしいことなどが挙げられます。
最新のデジタル機器の技術の進歩により、高いレベルでの精密な光学印象採得が可能になり、従来発生していた手作業のミスも回避できます。また、カメラで直接撮影するため、形状や色彩の再現性が高く、より自然な見た目の人工歯やブリッジを作成することが可能です。



医療法人隆歩会あゆみ歯科クリニック 歯科助手 清水