口腔外科

抜歯、歯の炎症や外傷の処置…

歯の外傷や口腔粘膜の異常、顎関節症など、虫歯・歯周病以外のお口のトラブルでお悩みの方は、あゆみ歯科クリニックの口腔外科までご連絡ください。

口腔外科とは

口腔外科は、文字通り外科処置がメインとなる診療科です。顔面や口腔への外傷、口内炎、顎関節症、親知らずの抜歯などの治療を行います。一般歯科では対応が難しい病気や症状の診察・診断・処置を施すことができます。

*親知らずの治療に関しては、個別ページをご覧ください。

当院で親知らずの抜歯を受ける3つのメリット

親知らずの処置は外科的なアプローチを伴うため、「痛むのではないか」「酷く腫れたらどうしよう」「神経を傷つけないか」といった懸念は尽きないものです。あゆみ歯科クリニックでは、熟練のスキルと最先端の医療機器を揃え、患者様の心理的なハードルを取り除く「安心の抜歯」を追求しています。

REASON 01:
難易度の高い症例にも応える
確かな経験値

私たちは、これまで積み上げてきた膨大な臨床データに基づき、「安全で迷いのない抜歯」を実践しています。

  1. 抜歯に関するデータ(2025年現在)
  2. 年間 300以上 の抜歯を実施
  3. 累計 4,000本を超える 豊富な治療実績

「抜くのが難しい」と他院で判断されたケースも受診可能

歯冠が横を向いた「水平埋伏智歯」や、顎の骨の深部に埋没しているケース、根が複雑な形状をした親知らずなど、高度な技術を要する症例もすべて当院で完結できます。

大学病院での勤務経験と同様の質の高い外科処置を、より身近な環境で迅速にご提供いたします。

REASON 02:
安全性を最大化する精密な検査・管理システム

1. 歯科用CTを用いた立体シミュレーション

従来の平面レントゲンでは把握が困難だった、顎骨内部の奥行きや神経・血管との位置関係を、3Dの高精細画像で特定します。神経麻痺といった偶発症のリスクを徹底的に排除するために、事前のシミュレーションに基づいた精密な抜歯プランを立ててから処置に臨みます。

2. 全身の異変を逃さない生体モニター

治療中は「生体モニター」を装着し、血圧・心拍・血中酸素レベルなどのバイタルサインを常時確認しています。お身体の状態を客観的な数値で把握しながら処置を行うため、持病をお持ちの方や体力に不安のあるシニア世代の方も、どうぞ安心してお任せください。

REASON 03:
術中・術後の「負担」を最小限にする取り組み

当院が最も重視しているのは、患者様が感じる「不快感」や「身体的ダメージ」をいかに減らすかという点です。

  • 不快感の少ない麻酔: 針を刺す前の表面麻酔や、注入時の圧力をコントロールする手法を取り入れ、麻酔に伴う痛みまで最小化しています。
  • 短時間の手術: 無駄のないスムーズな手技によりオペ時間を短縮。外傷を最小限に留めることで、術後の腫れや痛みの抑制につなげます。
  • 充実の術後ケア: 適切な薬の処方はもちろん、傷口の治りが悪くなる「ドライソケット」を防ぐためのアドバイスなど、アフターフォローまで丁寧に行います。

親知らず(第3大臼歯)とは

親知らずとは、永久歯の中で最も最後に生えてくる「第3大臼歯」のことです。前歯から数えて8番目に位置します。顎の骨が十分に発達していれば正常な咀嚼機能を果たしますが、現代人の多くは顎が小さいため、正しく生え揃うことが困難になっています。

かつては直立して生えるのが一般的でしたが、現在はスペース不足から「埋伏(埋まった状態)」や「傾斜」して生えるケースが多発しています。こうした不適切な状態の親知らずは、汚れが溜まりやすく、隣接する重要な歯を虫歯にするなど、口腔内全体の健康を損なう要因となります。

将来の健康を考慮し、リスクがあると診断された場合は、早期の抜歯検討をお勧めします。複雑な生え方の場合は口腔外科的な技術を要する「小手術」となりますが、術後の腫れや痛みなどは、適切な術後管理によって日常生活に大きな支障をきたさない範囲に留めることが可能です。

抜歯の要否に関する基準

親知らずの状態により、抜歯すべきか保存すべきかの判断は異なります。

抜歯が推奨される症例

以下のような医学的リスクが認められる場合は、抜歯が第一選択となります。

  • 重篤な虫歯や歯周病に罹患している
  • 隣接歯の歯根を圧迫し、吸収(溶かすこと)を引き起こしている
  • 全体の歯列不正や噛み合わせの乱れを誘発している

特に「智歯周囲炎」と呼ばれる周囲組織の炎症は、抜歯適応の主要な原因となります。

保存が可能な症例

以下の条件を満たす親知らずは、直ちに抜く必要はありません。

  • 解剖学的に正常な位置で萌出している
  • 周囲の軟組織や硬組織に悪影響を与えていない
  • 将来の欠損歯に対する「歯牙移植」のドナーとして利用できる可能性がある

抜歯処置が優先される理由

親知らずの最大の問題点は「清掃性の低さ」にあります。複雑な位置に生えた歯は、どれほど時間をかけて治療しても再発リスクを完全に排除できません。そのため、予後の悪い治療を繰り返すよりも、早期抜歯によって口腔環境をリセットすることが、患者様にとっての最大利益(ベネフィット)となると考えられています。

健康保険と費用

親知らずの抜歯は保険診療となります。自己負担3割の場合、窓口支払額は約1,000円〜5,000円程度です。正常に萌出している歯に比べ、骨の切削や歯の分割を要する難症例ほど費用は算出基準により高くなります。

抜歯の標準的なプロセス

安全を期すため、以下のステップで進めます。

  • step1

    表面麻酔

    針の刺入痛を軽減させる事前処置。

  • step2

    局所麻酔

    確実な無痛状態を確保するための浸潤麻酔等。

  • step3

    外科的アプローチ

    必要に応じて歯肉の切開を行い、視野を確保。

  • step4

    分割・切削

    周囲の骨や歯冠を適切に分割し、侵襲を最小限に抑え抜去。

  • step5

    創部の処置

    洗浄後に縫合。約1週間後に抜糸。

術後の腫脹(腫れ)について

抜歯は外科処置であるため、生体反応として顎の腫れが生じます。腫れの程度には個人差がありますが、これは体が傷を治癒しようとするプロセスの一環であり、異常ではありません。

腫れを最小限にするための管理

口腔衛生の維持

術部への細菌感染を防ぐ。

休息の確保

全身の免疫力を高め、スムーズな治癒を促す。

炎症期の回避

既に急性炎症(強い腫れ)がある状態での抜歯は控え、消炎を優先する。

術後の不快症状への対応

薬剤の服用

鎮痛剤や消炎薬を、用法用量を守って服用。

適度な冷却

外部(皮膚側)から優しく冷やします。冷やしすぎは逆に治癒を遅らせます。

血流増大行為の禁止

激しい運動、アルコール摂取、長風呂は避けてください。

過度な含嗽(うがい)の制限

傷口の止血・保護を担う血餅を流さないよう注意が必要です。

放置による合併症リスク

適切な時期に処置を行わない場合、以下の問題が生じる恐れがあります。

  • 隣接する第2大臼歯の歯根吸収(歯を失う原因)
  • 歯冠周囲から顎骨へ炎症が波及する顎骨炎
  • 口腔内全体の細菌環境の悪化
  • 不正咬合や歯列の乱れ

親知らずに関連する疾患:智歯周囲炎

親知らず特有の病態として「智歯周囲炎」が挙げられます。これは構造上の清掃不良に起因する歯周炎の一種です。歯肉の腫脹や排膿を伴い、再発を繰り返すのが特徴です。当院では精密な診査のもと、最適な治療計画を提案いたします。

歯の外傷の治療

外傷によって歯が折れたり、抜けたりした場合は、口腔外科で治療を受けましょう。

歯が折れた場合の治療

歯の頭の部分である歯冠(しかん)が折れた場合は、重症度によって治療法が変わります。歯の辺縁が欠けた程度であれば、コンポジットレジンで修復できます。歯が大きく折れた場合は、詰め物や被せ物による治療で対応します。歯の神経が露出している場合は、抜髄(ばつずい)してから根管治療を行う必要があります。歯がきれいに折れている場合は、破折片をそのまま元の位置に戻せることもあります。

歯が抜けた場合の治療

外傷によって歯が抜け落ちる現象を脱臼といいます。永久歯よりも乳歯に起こりやすい現象で、状態が良ければ元に戻すことが可能です。元に戻せない場合は、ブリッジや入れ歯、インプラントといった補綴治療が(ほてつちりょう)が必要となることから、歯が抜けた時には慎重な対処が求められます。

歯が抜けた時にすべきこと

外傷によって歯が脱臼した場合は、次のように対処してください。

対処1 患部の止血

親知らずの抜歯は、患者さまの健康のために行うものですが、その処置の流れを見てもわかる通り、歯茎や顎の骨にかかる負担は極めて大きいです。治療後は外傷を負った時と同じような状態なので、炎症反応が現れます。その結果、顎のエラあたりが大きく腫れます。

対処2 歯根膜を傷つけない

抜けた歯を元に戻せるかどうかは、歯根膜の状態によって決まります。歯の根っこの周りに付着している歯根膜を熱や物理的刺激で傷つけてしまうと、細胞が死んでしまいますので、汚れがついていたとしても水道水で軽く流す程度にとどめてください。抜けた歯を乾燥させるのも厳禁です。

対処3 抜けた歯の保管

抜けた歯は、口腔内に近いpHの液体に浸けてください。歯の保存液であるティースキーパーが理想的ですが、それがなければ牛乳や生理食塩水の中に保管しておいてください。保存するための液体が手に入らない場合は、脱臼した歯を口腔内に入れた状態で、歯科を受診しましょう。

対処4 一刻も早く歯科を受診する

抜けた歯の再植(さいしょく)は、受傷から処置を行うまでの時間が短いほど、成功率も高まります。ですから、外傷で歯が抜けたらできるだけ早く歯科に連絡して、現状を伝えましょう。その上で急患対応してくれる歯科を受診して、歯の再植処置を受けてください。

顎関節症の治療

口腔外科では、顎関節症の診断・治療にも対応しております。

こんな症状はありませんか?

  • 口を開けるときに痛みがある
  • 顎を動かすと「カクッ」という雑音が生じる
  • 口を大きく開けられない
  • 起床時に顎のだるさを感じる
  • 顎の筋肉が痛い

上記のいずれかの症状が認められる場合は、顎関節症が疑われますので、まずはあゆみ歯科クリニックの口腔外科までご相談ください。

顎関節症の原因

顎関節症は、次に上げるような原因から発症することがあります。

  • 歯ぎしり、食いしばりの習慣がある
  • 日常的に強いストレスを受けている
  • 私立接触癖(TCH)がある
  • 姿勢が悪い
  • かみ合わせが悪い

このように、顎関節症は生活習慣に関連した原因が多く見られます。また、ひとつの要因ではなく、複数が組み合わせって顎関節症を発症しているケースが多いのもこの病気の特徴といえます。

顎関節症の治療法

歯科での顎関節症の治療は、主にスプリント療法によって行います。ナイトガードと呼ばれる患者様専用のマウスピース型装置を作り、それを就寝時に装着していただきます。そうすることで歯や顎にかかる負担を減らすことができます。その他、必要に応じて薬物治療や理学療法、認知行動療法などを組み合わせていきます。

【歯列矯正】

悪いかみ合わせが原因となっている場合は、歯列矯正による治療が求められます。歯並びとかみ合わせを正常化することで、歯や顎にかかっている不要な圧力を取り除けます。

その他の治療

あゆみ歯科クリニックの口腔外科では、口腔粘膜疾患や嚢胞、口腔がんの診察を行うことができます。ただし、具体的な治療は連携している大学病院などをご紹介することになりますので、その点はご了承ください。お口の中のデキモノで不安に感じるものがあれば、まずは当院までご相談ください。