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バレンタインデー

こんにちは。あゆみ歯科クリニック京田辺花住坂院長の佐々木です。

 

チョコレートなどの甘いお菓子は、お子さまも大好きで、きちんと管理してあげなければどんどん口に入れてしまいますよね。そこで気になるのが虫歯のリスクです。ここでは虫歯のリスクを上昇させやすいお菓子の種類や特徴を詳しくご紹介します。

 

虫歯菌の代表であるミュータンスレンサ球菌は、砂糖を構成しているスクロースをエネルギー源とします。そのため、砂糖が多く含まれるお菓子屋スイーツは、最も虫歯のリスクが高くなる傾向にあります。具体的には、ケーキやグミ、それから糖分の多いジュースなども虫歯のリスクを明らかに上昇させます。

 

ケーキのようにたくさんの砂糖が使われていなくても、ベタベタと粘着性の高いお菓子も虫歯を引き起こしやすい傾向にあります。これはお菓子を食べた後も、しばらくの間は歯面に食べかすが残存し、虫歯菌たちのエサになってしまうからです。粘着性の高いお菓子としては、キャラメルやチョコレートなどが挙げられます。これらは砂糖が豊富に含まれていることも多く、極めて虫歯のリスクが高いお菓子といえます。

 

虫歯菌のエサとなる物質は、お口の中に存在している時間が長いほど、虫歯のリスクも上昇させます。例えば、甘くておいしいキャンディは、ついつい長い間なめ続けてしまうものですが、その時間だけ虫歯菌の活動も活性化していることを忘れてはいけません。砂糖が含まれたガムも同じように注意が必要です。

 

このように、虫歯になりやすいお菓子は、砂糖を多く含み、粘着性が高く、飲み込むまでに時間がかかるという特徴があります。こういった特徴のあるお菓子を避けるだけでも、お子さまの虫歯予防につなげることができます。