ホワイトデー
こんにちは。京都府京田辺市あゆみ歯科クリニック京田辺花住坂の院長佐々木です。
バレンタインデー、ホワイトデーということで、最近甘いものをよく口にしている方も多い事でしょう。
甘いもののお供にはブラックコーヒー。私はコーヒーが好きで、毎日がぶ飲みしております。コーヒーなどの食品で心配なのが歯の着色です。
歯の黄ばみや黒ずみというのは、誰にでも生じ得るものです。加齢で歯が黄ばむこともあれば、食習慣などで着色が促進されることもあるからです。ここではそんな歯の着色を予防する方法についてご紹介します。
目次
〇研磨剤や硬い歯ブラシで歯質を傷つけない
健康的な歯質は、表面が滑沢で歯垢や歯石、食べかすなどが付着しにくい傾向にあります。一方、エナメル質の表面に細かい傷などが生じていると、汚れなどがたまりやすくなってしまうのです。そこで注意すべきなのが毎日の歯磨きです。例えば、研磨剤が豊富に含まれた歯磨き粉を使ってブラッシングしていると、その場では汚れもきれいに落ちるのですが、歯面に無数の傷ができてしまい、着色性物質が沈着しやすくなります。これは「かため」の歯ブラシを使ってゴシゴシと磨いている場合も同じです。そういったオーラルケア方法を改めることで、歯の着色を予防することができます。
〇着色性の強い食品を避ける
歯が着色する主な原因は、色の濃い食べ物です。例えば、カレーや中華料理など、見るからに着色性の強い料理は、当然のことながら歯を黄ばませる原因となります。それから、コーヒーや紅茶、赤ワインなども歯の着色の原因となりやすい飲み物の代表といえます。また、チョコレートやキャラメルなどは、歯面に残存しやすく、なおかつ歯を黄ばませる原因にもなるため注意が必要です。こういった食べ物や飲み物の摂取を控えることで、歯の着色予防へとつなげることができます。
〇オーラルケアを徹底する
上述したような食品は、どれも美味しいものばかりで、食べるのを我慢するのは無理という方も少なくないかと思います。そういった場合は、食後にしっかりと行うことで歯の着色を抑えることが可能となります。朝昼晩の3回の食後はもちろんのこと、おやつや夜食などのちょっとした間食後でも、きちんとうがいなりブラッシングなりを実施するようにしましょう。そうした適切なオーラルケアの習慣を身に付けることができれば、着色性の強い食品を摂取しても黄ばみや黒ずみを防止できます。
このように、歯の着色を予防する方法というのは、そのまま虫歯予防や歯周病予防へとつながるものばかりですので、積極的に実践していくことをおすすめします。やはり、見た目の美しさというのは、そのまま健康へとつながっていくものなのですね。皆さんも健康的で美しい歯を維持できるよう、日々のケアに邁進しましょう。