咬合
こんにちは。京都府京田辺市にあります、あゆみ歯科クリニック京田辺花住坂分院長の佐々木です。
現在、4カ月間にわたって開催される“咬合治療補綴計画セミナー”という勉強会に参加させて頂いております。
咬合とは、歯のかみ合わせのことです。
歯科医師にとって咬合というものは、絶対に欠かせない分野であり、しかし最も難解な分野であるといえるでしょう。
難解である理由としては、他の分野と違って、実験などでデータがとりづらいのも一因です。
どの歯にいつどのくらいの力がかかっているかを、正確に調べ、数値化し、実験のため何度も再現するというのは、不可能に近いです。
データが取れないということは、エビデンスが乏しくなり、こういうときはこう治療するのが望ましいというような咬合治療のガイドラインを立てることが難しくなります。
ガイドラインがないので、他人に教えるのも難しくなっています。実際のところ、胸を張って、自分は完ぺきに咬合を理解しているぞ!と言える歯科医師は少ないでしょう。
私も、正直、今までなんとなく避けて通ってきた分野ではあるのですが、学べば学ぶほど、歴史や様々な理論があり、どこまでも深い分野です。少しずつではありますがそれなりに理解できるようになってきました。
多くを学び、より実践的な内容に落とし込んでいって、臨床に還元できるように研鑽していこうと思います。
セミナーの際は、土曜日が休診となり、振替診療を木曜日に行うことがありますので、何卒よろしくお願い致します。